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掲示板 << Hisashi Komatsu BBS >>は、
エレキ・ギターに関することを中心とした 「曲」「ライヴ」「CD(音源)」「演奏法」などの話題の場として公開しております。 同好の士と会話をしたく、ギター好き、テレキャスター好きの方、ぜひお便りをください。

掲示板(BBS)は、各携帯電話からでも利用可能です。
< http://www.becgroup.co.jp/cgi-bin/hisashi/bbs.cgi >へ直接アクセスをお願いいたします。




皆さん、お元気ですか。
ライブのお知らせです。
 小松 久

岡村純孝&小松 久の
<2 Guitars Happy Country Style #13 >
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DATE: 4月21日(火)

PLACE;  Cafe-Again

品川区小山3-27-3、ペットサウンズビル地下1F 
(東急目黒、南北、都営三田線直通・武蔵小山駅西口、目の前)
TIME:
Open 6:30 PM
1st Stage; 7:30〜
2nd Stage;9:00〜
2人のライブも13回目となりました。
もちろんカントリーがメインですが、今回はスペイン語でラテンの名曲『キエンセラ』に挑戦します。


<予定曲目>
Take Me Home Country Roads/Green, Green Grass Of Home/
A Fool Such As I/I Really Don't Want To Know/Tennessee Waltz
Save The Last Dance For Me/Release Me/Bouquet Of Roses/Quien Seraなどなど...

Music Charge:
  ¥2,300(予約)
¥2,500(当日)
  
<ご予約・お問い合わせ先>
Cafe-Again
http://www.cafe-again.co.jp
電話 : 03-5879-2251
mail:s.ishikawa@cafe-again.co.jp

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<テレキャスターというエレキ・ギター #10>

去年の暮れにやっと僕の教則DVD第2弾『カッコ良い! フェンダーテレキャスター奏法 Vol.2』の撮影、校正他の全作業を終えて、この1月に出来上がりました。諸般の事情により去年秋の発売予定が今年になってしまい、申し訳ありません。

今回は『ダブル・ストップ』(複音をを弾くフレーズ)、やはり複音で弾く『チキン・ピッキン』、ピックをアップで弾く『返しピック』(僕の造語です) 、ベース音を加えながら弾く『ギャロッピング』、音をベルのように重ねて弾く『クロマチック』、5弦バンジョーの用に弾く『バンジョー奏法』、等の奏法を自分なりに練習方法を考えてみました。

全て、僕がカントリー・ミュージックやロックンロールで聞いて来たテレキャスターらしく響く奏法ですが、最初の入門編より少しテクニックを必要とします。これ以上の最上級編は僕にも弾けないオリンピック級で、やはり僕のは入り口程度です。あとはブラッド・ペイズリーやアルバート・リー他達人の弾き方をコピーして欲しいですが、入り口のわかりやすさには努力したつもりです。
僕も沢山それら名人の教則DVDを持っていますが、正直にいうと難しくて追いてゆけません。もう少しゆっくり弾いてくれれば、などと思う事が多いのです。

そこで速いフレーズをなるべくゆっくり弾いて、練習用のカラオケも2段階の速度で添えてありますが、実はこのゆっくり弾くデモ演奏が難しいのです。
もちろん僕も最初から速く弾けたわけではなく、レコードやCDから聞き分けて弾き方を解明したフレーズを無伴奏で(もちろん当時はカラオケがあるわけではないので)ゆっくりと何十回も練習して身につけたのです。
しかしいざ弾けるようになってみると、それを遅い速度だが正しいリズムに合せて弾くことは、 勢いがないせいなのか以外に難しい。
また元々スローなブルース・フレーズを更にゆっくり弾くのも、これまた辛いんです。

ゆっくり弾くのが難しいとはおかしく聞こえるかもしれませんが、ある程度の速度がないと、フレーズのリズムをキープしづらくて、弾くのが速くなってしまいがちなのです。僕にとってのテレキャスターの神様であるMr.ジェームス・バートンに、僕の低速度のデモ演奏を聞かせた時に、聞き終わった彼は『遅く弾くのは難しいだろう?』と言いました。
もしかしたら僕の低速度演奏が下手だったのかもしれませんが、その時は「あぁ、ゆっくり弾くのが難しく感じるのは僕だけじゃなかった、神様も同じだったんだ!!」と安堵したものです。

今回のデモ演奏には『Suzie Q』のインスト・ヴァージョンと、弾き歌いの『Midnight Special』、それに『Scotch and Soda』の3曲を選びました。
『Suzie Q』はCCRヴァージョンが有名ですが、実は1957年にデイル・ホーキンスが発表した曲で、当時まだ16才でプロ活動していた我がMr.ジェームス・バートンがリード・ギターを弾いているのです。
この曲のインスト・ヴァージョンというのは聞いたことがないのですが、自分なりに組み立ててみました。
『Midnight Special』は作者不詳のトラディショナル・フォークソングで、数多くのアーティストが取り上げていますが、僕は大好きな60年代のMr. Go-Go 男、ジョニー・リヴァースのスタイルでやってみました。
歌いつつオブリガードを弾くのは慣れないと難しく感じるかもしれませんが、やってみるとこれも面白いものです。そもそもブルースはほとんどが弾き歌いですよね。
『Scotch and Soda』はフォーク・グループの勇である「キングストン・トリオ」の曲です。非常にジャジーな作品なので、てっきりジャズの曲をフォーク風にアレンジしたのかと思ったら、彼らのオリジナルでした。
この曲は前回同様に我が友黒澤久雄の応援を頼み歌ってもらいました。 9月某日、彼は思わぬ大雨の中をスタジオに来てくれましたが、ズブ濡れのビショビショという不運の撮影日でした。
僕たちは『黒澤久雄&ローガンズ』というバンドで、エレキ・ヴァージョンにして一緒にやっている曲なので、息はピッタリです。 セルフ・プロデュースなので 2ーTakeでOKにしました。出来上がりを見ると、終わった時の二人の表情が『まぁ、こんなとこかな?』といった風情です。

この教則DVDを購入したい方はVillage SingersのHPをご覧ください . . . といきなりCMになってしまいました。番組かと思って見ていたらCMだったテレビ番組みたいで申し訳ありません。しかしこれももちろんテレキャスターと大変関係ある話題なのです。なにしろ僕がやる前に日本でテレキャスター奏法と名乗った教則ものはまだ出ていません!!と今度は自画自賛ですが、何か教則ものをやりませんかという話を頂いた時に、すぐにテーマは思いつきませんでした。
なにしろその教則DVD制作会社からは、寺内タケシさん、ベンチャーズのノーキー・エドワーズさん、と大御所が既に教則ものを出しているので、今更僕がベンチャーズの弾き方は . . . などという企画では出せません。

しばらく考えさせてもらいましたが、やはり長い事テレキャスターの弾き方にこだわってきたのですから、これしかありません。
しかし黙ってテレキャスターという商品名とフェンダー社のロゴ・マークを使用することも出来ませんから、先ず企画書を書きました。
ポピュラー音楽の歴史を見ても、テレキャスターというギターには、独特の弾き方が必要であると主張した僕の企画書は、フェンダー・プロモーションという会社に受け入れられて、晴れてお墨付きを頂いたわけです。

僕は少年時代から憧れのFenderというブランドに弱くて、Fenderのギターを購入すると付いて来るロゴ・マーク入りの紙や諸々の付属品が捨てられないのです。なので自分の教則DVDにFenderのマークが入ったことは、夢のような出来事です。
オマケに第1作DVDを制作している時期に、丁度共演することが出来たジェームス・バートンからもらった言葉を盤面に印刷するなどということも、想像もつきませんでしたが、僕のデモ演奏を聴いてくれた彼に、何か言葉をもらえませんか?と聞いたら、アッサリと『OK!』と目の前で書いてくれました。
その言葉をここに載せます。 (もちろん大自慢タラタラですが!)

To Hisashi
Great having you, be my friend
Also playing with you in Japan
Good luck with your DVD teaching guitar.
God Bless
Your Friend James Burton / TCB


TCB( Take care of your businessの略)と は、 エルヴィスの口癖だったジョークで 、しっかり仕事しろよ(しようぜ)という意味です。ジェームスは今でも、70年代当時エルヴィスのバックを務めたメンバー(ロニー・タット、ジェリー・シェフ、グレン・ハーディン)とTCB BANDというバンドをやっています。
2012年にもスイス・ベルギー・オランダ・イギリスなどでの公演予定がHPに出ていますから、ジェームスもまだまだ元気なようですね。
http://www.james-burton.net/

そしてこれが僕の第2弾教則DVDのジャケットです。

DVDをお求めになりたい方はヴィレジ・シンガーズHPのサイト・マップのCD Orderをクリックしてください。
http://www.becgroup.co.jp/artistsfiles/village/sitemap/index.html

ジャケットのペイズリー・テレキャスターは68年製で、僕が持っている唯一のヴィンテージ・ギターです。前にも書いたように現在6本のテレキャスターを持っているのですが、一番最近手に入れたメキシコ製レリック(わざとオールド風な汚しを施した新品)テレの指盤の仕上がりがいまいち好きになれないので、お金をかけて塗り直しましたが、人に見せても説明しても、その違いは理解してもらえません。なにしろ一見古びたギターにしか見えないものですから、どこを塗り直したかは僕にしかわからないのも当たり前ですが、弾く時の気分は全然違うのです。もちろんその気分だって誰にもわかりませんよね . . . .

2012年2月

(次回<テレキャスターというエレキ・ギター #11>に続く)

(テレキャスターに関する話題を、ぜひBBSに寄せてください。)


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記事アーカイブ

テレキャスターというエレキ・ギター #1 テレキャスターというエレキ・ギター #6 ?
テレキャスターというエレキ・ギター #2 テレキャスターというエレキ・ギター #7 ?
テレキャスターというエレキ・ギター #3 テレキャスターというエレキ・ギター #8 ?
テレキャスターというエレキ・ギター #4 テレキャスターというエレキ・ギター #9 ?
テレキャスターというエレキ・ギター #5


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この度エレキ・ギター教則DVDを発売しました。
テレキャスター独特の弾き方や音の出し方に興味のある方にお薦めします。

by 小松 久

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小松久 & His Farmers とりづか + こまつ 黒澤久雄 & ローガンズ ダーティー・サーティーズ ヴィレッジ・シンガーズ
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